財政部が７日発表した２月の輸出総額は前月比16.2％減、前年同月比27.3％増の212億5,000万米ドルで、同月としての過去最高を記録した。春節（旧正月）連休などの要素を考慮した季節調整後の輸出額は263億米ドルで、単月過去最高となった。これまで輸出のハイシーズンは第４四半期だったが、今年は例年オフシーズンの第１四半期も好調で、これについて林麗貞・財政部統計長は、「絶えず新しいハイテク製品が出現して消費者の購入意欲をかき立てており、ハイシーズン・オフシーズンの区別がなくなっている」と説明した。８日付工商時報が報じた。
なお、１〜２月累計の輸出総額は、前年同期比21.3％増の466億米ドルでこちらも同期の過去最高となった。主要輸出製品11項目のうち、６項目で同期過去最高を更新、特に情報・通信製品は前年同期比70.6％の大幅増となった。輸出先別では中国（香港含む）、東南アジア諸国連合（ASEAN）６カ国、欧州、日本のいずれも同期過去最高、米国が過去２番目を記録した。
一方、輸入総額は２月が前月比13.4％減、前年同月比28.7％増の203億3,000万米ドル、１〜２月累計では前年同期比25％増の437億9,000万米ドルで、いずれも同期の過去最高を更新した。
