ニュース 運輸 作成日:2011年3月8日_記事番号:T00028615
中国政府が5日に公表した第12次5カ年計画(2011~15年)の草案に、福建省福州市と台湾の台北市を結ぶ高速鉄道が建設に向けた計画研究区間として盛り込まれた。中台を結ぶ高速道路の建設も同時に研究対象となる。8日付聯合報が伝えた。
中台間の高速鉄道建設構想は、これまで鉄道部による研究段階にとどまっていたが、5カ年計画に盛り込まれたことで、本格的な研究が始まる見通しとなった。具体的な工法については、専門家からさまざまな案が示されているが、現時点では、台湾海峡の最も狭い部分に海底トンネルを掘る案が有力となっている。
ただ、構想への台湾側の見方は依然冷ややかで、中国側が中台統一を見据え、一方的に研究を進めている側面は否めない。
中国側では既に福州と台湾海峡の平潭島を結ぶ時速200キロメートルの高速鉄道が着工されており、北京から台北に至る高速鉄道網の一部として位置づけられている。安徽省合肥市から福州市に至る高速鉄道(全長806キロ)も2014年に完成する予定で、将来的に京滬(北京・上海)高速鉄道と接続されることになっている。
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