ニュース 医薬 作成日:2011年3月8日_記事番号:T00028617
製薬の懐特生技新薬(ファイトヘルス)は、末期がん患者の倦怠(けんたい)感を緩和する注射液「血宝」を7月から量産し、各地の大型病院に供給することを明らかにした。同新薬は既に試験生産が完了しており、年間20万回分の生産が可能だという。来年からの利益貢献を見込む。8日付工商時報が伝えた。
「血宝」は、漢方薬のオウギエキスを主要原料とする注射薬。植物性の注射薬として初めて行政院衛生署の販売認可を獲得した。1回分の価格は1万1,000台湾元(約3万1,000円)で、治療には24回の投与が必要となる。
台湾には常に末期がん患者が約5万人おり、同社は10~15%のシェアを獲得できると仮定すると、年間12万~18万回分の販売で、13億~20億元の収入が見込めると試算している。
同社は新薬への研究開発支出で、昨年は1~9月に1億1,600万元の赤字を計上した。第4四半期も小幅赤字で、通年でも赤字となるとみられる。今年については、下半期にも黒字転換を見込む。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722