ニュース 社会 作成日:2011年3月10日_記事番号:T00028663
9人が死亡した台中市西区のナイトクラブ「ジャックダニエルALAパブ」の火災で、台中市も店側も、天井の防音ウレタン素材の燃えやすさを認識しつつも何ら対策の手を打たず放置していたことが分かった。火災発生後、台中市は再三に渡り「ウレタン素材は安全点検の際の検査対象項目ではなかった」と強調していたが、昨年行った安全検査の後、一定期間内での改善を命じていたことも明るみに出て、うそを言っていたことも分かった。10日付中国時報が報じた。
火災現場では9日慰霊祭が行われ、遺族や友人らが花束やカードを置いて死者の冥福を祈った(9日=中央社)
店舗を営む業者は年に1回、公共安全技術士による安全検査が義務づけられており、同店は直近では昨年6月30日に検査を行っていた。その際、「天井板に燃えやすい物質が使われている」ことが図面付きで指摘され、市都市発展局に提出された。同局はALAパブに対し一定期間内での改善措置を命じたが、そのまま放置されていた。これについて、安全検査の報告に署名した店の女性会計担当者は警察の事情聴取に対し、「経営者はとてもけちだ。また、『よい(人間)関係を持っている』と話してた」と明らかにした。
台中市は事件の責任を負うとして、蕭家旗副市長、朱蕙蘭・経済発展局局長、黄崇典・都市発展局局長の3人が辞意を表明した。
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