ニュース 電子 作成日:2011年3月10日_記事番号:T00028679
10日付電子時報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下で液晶パネル最大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)の3分割案が、早ければ3月中、遅くとも4月には確定する見込みだ。現在の奇美電が大型パネル事業を担当し、中小型パネル、タッチパネル事業でそれぞれ新会社を設立する計画で、最終案が固まり次第、対外的に発表される見通しだ。
同紙によると、分社後の奇美電とタッチパネル新会社は、奇美電の現・執行長、段行建氏が経営を主導するが、受注はそれぞれ独自に行うという。ただ、生産能力は相互に支援し合うとみられる。また現在、南部科学工業園区(南科)分社総経理を務める王志超氏が奇美電に復帰する見通しだ。一方、中小型パネルの新会社は許庭禎・奇美電副総経理がかじを握るもようだ。
分社化計画について奇美電幹部は、昨年の3社合併により製品構成が非常に複雑となっており、管理が予想以上に困難なためと説明している。
なお電子時報は、中小型パネル新会社の社名は「鴻景」、タッチパネル新会社は「鴻奇」との業界観測を伝えている。
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