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ASUS、「新興市場に全面進出」


ニュース 電子 作成日:2011年3月10日_記事番号:T00028682

ASUS、「新興市場に全面進出」

 低価格ノートパソコン(ネットブック)人気の陰りやタブレットPCの登場で、華碩電脳(ASUS)の『33計画』(ASUSが2008年に打ち出した、3年以内にノートPC世界3大ブランド入りを目指す計画)達成が遅れる中、沈振来・同社執行長は電子時報とのインタビューで、「目覚ましい経済成長を続ける新興国は、既にノートPCメーカー各社の注目を集めている」と指摘した上で、「当社も今年、中国、ロシアを重点市場としつつ、ブラジル、メキシコ、インド、インドネシアなどにも全面進出する」と語り、2012年の世界3位入りに全力を尽くす方針を示した。10日付電子時報が報じた。

 沈執行長によるとASUSは新興国市場での展開について、まず、14年にサッカーワールドカップ、16年に五輪開催が予定されるブラジル市場を次のターゲットとし、世界ノートPC業務を担う陳彦政総経理がサプライチェーンの主要幹部を率いて現地に1カ月以上滞在する「ロングステイ計画」を4月に始動させる。さらにその後、沈執行長と施崇棠董事長も5〜10日間の予定で現地を訪問し、組み立て受託メーカーや販路構築について確認する。

 ブラジルのノートPC市場規模は、10年の600万〜800万台から14年には2,000万台に拡大し、世界で3番目に大きくなる見通しだ。