ニュース 電子 作成日:2011年3月10日_記事番号:T00028688
業界筋によると、台湾積体電路製造(TSMC)はこのほど、韓国のサムスン電子を抑え、米アップルのスマートフォン「iPhone5」とタブレット型パソコン「iPad2」向けのA5デュアルコアプロセッサーの生産を受注したもようだ。40ナノメートル製造プロセスを採用し、今後は28ナノメートル製造プロセスでも協力していくとみられる。10日付経済日報が伝えた。
TSMCは「個別の顧客についてはコメントしない」としているが、事実とすれば、台湾の半導体メーカーがiPhoneとiPad向けの重要部品を同時受注する初のケースとなる。
市場関係者は「A5はiPhoneとiPadの最重要部品で、人間の大脳に相当するだけに、TSMCの受注はアップルの最も重要な発注を獲得したに等しい」と指摘した。
このほか、モトローラの「Xoom」、ヒューレット・パッカード(HP)のタッチパッド、リサーチ・イン・モーション(RIM)の「プレイブック」などもTSMC製のプロセッサーを採用すると予想されている。このため、市場関係者は「タブレット型パソコンブームに乗って、TSMCがARMアーキテクチャー採用プロセッサーで80%以上を受注シェアを獲得するのではないか」との見方を示した。
TSMCは、アップルの前世代のA4プロセッサーの受注競争でサムスン電子に敗れていた。
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