ニュース 自動車・二輪車 作成日:2011年3月11日_記事番号:T00028706
裕隆汽車三義工場(苗栗県三義郷)は、生産能力拡大に向けた設備改善工事を進めるため、4月初めに7~9日の操業中断を計画している。工事完了後は、生産能力が20%増加する見通しだ。11日付工商時報が伝えた。
同工場では裕隆日産汽車、自社ブランド車「LUXGEN」を展開する納智捷汽車向けの生産だけでなく、今後フォルクスワーゲン(VW)車の生産を受注する見込みのため、新設備の設置作業が行われる。
操業を中断するのは2つの生産ラインで、日産、LUXGEN車を生産する「377工場」では、日産車の生産能力を日産180台から220台に引き上げるほか、年末に発売する新型マーチや来年発売するLUXGENの小型セダンを生産する準備を整える。また、LUXGENの多目的車などを生産してきた「391工場」ではVW車生産に向けた設備が新たに設置される。
台湾の自動車メーカーは、春節(旧正月)と旧暦7月に7日以上操業を休むことがあるが、春に長期にわたり操業を中断するのは異例だ。特に日産車やLUXGENは売れ行きが好調なだけに、この時期の操業中断は業界でも意外視されている。
裕隆汽車は今月中に日産車を4,000台生産するなど、繰り上げ生産により、操業中断によるロスを回避する構えだ。
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