ニュース 電子 作成日:2011年3月11日_記事番号:T00028708
ノートパソコン受託生産大手の広達電脳(クアンタ・コンピュータ)は10日、タッチパネル分野の戦略パートナー、米スリーエム(3M)と、投影型静電容量方式タッチパネルの生産を手掛ける合弁会社設立を発表した。梁次震副董事長は、「ブランド、受託メーカーのいずれから見ても、3Mのマルチタッチ技術が最も優れている」と提携強化に期待を示した。11日付工商時報などが報じた。
クアンタによると、合弁会社はタブレットPC、オールインワン(モニター一体型)PC、ノートPCなど向けにタッチモジュール、タッチセンサーなどを生産する。本部はシンガポール、工場は前工程をシンガポール、後工程を中国に設置予定だ。投資額や稼働時期など詳細は明らかにしなかったが、経済日報は早ければ年内にも量産に入ると予測している。
タブレットPC人気で、タッチパネル商機は今年1億枚、さらに来年は10倍に成長するとも予想されている。クアンタに先んじて、同業の仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)も昨年、中華映管(CPT)の工場棟と設備を買収して中型タッチパネルに参入しており、証券会社は、タブレットPC部品で最もコストがかかるタッチパネル技術および生産能力の確保で、受注拡大につながると評価した。
なお、3Mは同日、同社初となる創新技術センターの台湾設立を発表した。来年完工予定だ。
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