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富士通セミコンの先進プロセス、TSMCが受注独占か


ニュース 電子 作成日:2011年3月11日_記事番号:T00028717

富士通セミコンの先進プロセス、TSMCが受注独占か

 11日付工商時報によると、日本の半導体大手、富士通セミコンダクターの岡田晴基社長はメディアのインタビューに対し、ファブライト化を進める中、今後45、40および28ナノメートルなど先進製造プロセスはすべて台湾積体電路製造(TSMC)に生産を委託すると語った。

 富士通セミコンダクターは現在既に45、40および28ナノプロセスでTSMCと提携。またTSMCのオープン・イノベーション・プラットフォーム(OIP)陣営にも加わり、半導体製造技術だけでなく、パッケージング(封止)技術でも協力している。

 日本のIDM(垂直統合型の半導体メーカー)がファブレス・ファブライトに事業転換を進める中、TSMCは東芝セミコンダクター、ルネサスエレクトロニクス、ソニーなど大手の受注を相次いで獲得している。しかも45、40ナノ以降の先進プロセスが中心で、今年下半期からは28ナノプロセスの受注も見込め、日系顧客相手に売上増が期待できそうだ。