ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

SASとソーラーテック、株式の持ち合い拡大


ニュース その他製造 作成日:2011年3月14日_記事番号:T00028728

SASとソーラーテック、株式の持ち合い拡大

 太陽電池用シリコンウエハーの中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)と太陽電池メーカーの昇陽光電科技(ソーラーテック・エナジー)は11日、株式の持ち合いを拡大し、太陽電池業界内の垂直統合を強化することを明らかにした。12日付経済日報が伝えた。

 宏達国際電子(HTC)の王雪紅董事長は、今年2月にソーラーテックの増資を引き受け、同社株式の10%を獲得している。このため、王董事長は間接的にSAS株を保有する形となり、SASに監察人(監事)を派遣する意向だ。

 SASとソーラーテックは、相互に増資を引き受ける形で、株式の持ち合いを進める。代金は新株で支払われ、株式交換比率はSAS1株当たりソーラーテック株1.2669株となる。基準日は4月15日。

 ソーラーテックはSASの主要顧客で、SASの出荷量の15~20%を占める。SAS)、ソーラーテック、王董事長の3者は昨年、合弁で太陽電池の一貫生産メーカー「中陽光伏」を設立しており、2012年の操業開始を見込んでいる。