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中環のDVD1割値上げ、さらなる引き上げも


ニュース 電子 作成日:2011年3月14日_記事番号:T00028731

中環のDVD1割値上げ、さらなる引き上げも

 光ディスク大手、中環(CMCマグネティクス)の翁明顕董事長は11日、原料価格の高騰を受け、DVD価格を3月に10%引き上げたことを明らかにした。ただ今回の値上げではコスト反映が充分でなく、4~5月に再度5~10%値上げする可能性もあると述べた。12日付経済日報が伝えた。

 翁董事長は、原油価格が1バレル70米ドルから100米ドルへと4割以上上昇したことを受け、光ディスク基板材料のポリカーボネート(PC)価格が高騰し、銀価格も大幅に上昇したとコスト上昇の状況を説明した。ただ、ブルーレイディスク(BD)は粗利益率が比較的高いため、当面値上げしない方針だ。

 同社の2月売上高は前年同月比19.5%減の9億2,300万台湾元(約25億5,000万円)だった。翁董事長は、第1四半期は稼働日数が少なく減収はやむを得ないが、最近の受注状況が良いため第2四半期はオフシーズンながら成長すると楽観している。

 一方、台湾は外国人労働者の雇用規制が厳しく、作業員500人の募集に対し4人しか応募がないなど、中国より労働力不足が深刻だと述べた。