11日に発生した巨大地震により、友達光電（ＡＵＯ）傘下の太陽光発電用単結晶シリコンウエハー大手、エム・セテックの相馬工場（福島県）が操業を停止したことが分かった。13日付聯合報が伝えた。
ＡＵＯ関係者によると、エム・セテック相馬工場は福島第一原子力発電所の稼働停止による停電を受け、緊急電源システムを作動させて基本電力を賄っている。現在水・電力ともに使用を制限されているが、「従業員と工場設備の安全は確認されており、地震や津波による重大な被害はない」と説明した。なお、稼働再開の見通しについては「インフラの復旧状況による」と語った。
昨年第４四半期のＡＵＯ連結売上高のうち、エム・セテックの構成比は0.3％にすぎず、影響は小さいとの見通しだ。
