ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

《東日本大震災》がんばれ日本、支援の輪広がる


ニュース 社会 作成日:2011年3月15日_記事番号:T00028752

《東日本大震災》がんばれ日本、支援の輪広がる

 東日本大震災の被害に対し、台湾で支援の輪が広がっている。政府が1億台湾元の義援金を送ることを発表したほか、中華民国紅十字会(赤十字)や国際NGO団体のワールド・ビジョン・タイワン、児童福祉団体の台湾児童曁家庭扶助基金会(タイワン・ファンド・フォー・チルドレン&ファミリーズ、TFCF)、仏教ボランティア団体の仏教慈済慈善事業基金会など、多くの公益団体が募金活動を展開。今日15日からはコンビニエンスストアでも募金できるようになった。

 コンビニ最大手のセブン−イレブンは、ワールド・ビジョン・タイワン、赤十字、募金組織の中華社会福利聯合勧募協会の3団体と提携。来店客は15日から、台湾全土4,700店余りの店舗に設置されているマルチメディア端末「ibon」や募金箱を使って寄付できるようになった。

 全家便利商店(ファミリーマート)も赤十字と提携。全土2,600店余りの店舗に設置されているマルチメディア端末「FamiPort」で、最低100元、最高2万元の寄付を受け付ける。萊爾富(ハイライフ)もレジに募金箱を設置した。

 赤十字によると、募金活動に対する反響は大きく、赤十字のインターネットサイトは一時、アクセス不能に陥ったほど。オフィスの電話も鳴りやまない状態で、急きょ電話回線を従来の3本から10本に増やした。地震発生当日の11日から4日間で8,000万元が集まったという。

 馬英九総統は14日、1日分の所得に相当する金額を寄付。国民党の党務責任者もこれに応じ、党幹部や党員にも寄付を呼び掛けた。花蓮県でも県政府の科長職以上の公務員200人以上がそれぞれ所得1日分を寄付した。

 また、民間では動画サイト「YOU TUBEユーチューブ」に、台湾人ネットユーザーによる「台湾如何看待日本311(台湾は日本国民に捧げます)」と題する動画がアップされた。手のひらに「日本の平安を祈ります」など日本を励ますメッセージが書かれた画像が次々と現れるという趣向で、15日午後の時点で38万件を超えるアクセス数を記録した。

 このほか、台湾人の小学生が教室で「日本加油」(頑張って)と叫ぶ動画などもアップされており、こうした応援の声や行動がネットを通じても広がりを見せそうだ。