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ワクチンの国光生技、欧州市場を攻略へ【表】


ニュース 医薬 作成日:2011年3月15日_記事番号:T00028756

ワクチンの国光生技、欧州市場を攻略へ【表】

 ワクチン製造の国光生物科技(アディミューン)は、今年からワクチンの輸出を開始する。同社は欧州市場攻略に向け、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J )グループ傘下のクルセルと戦略提携しており、当初はインフルエンザウイルスの原液を供給する方針だ。今年は売り上げに占める輸出の割合を約10%と見込んでおり、3~5年以内に70%以上にまで引き上げることが目標だ。15日付工商時報が伝えた。

 国光生技はクルセルと7年間のワクチン原液供給契約を結んでいる。1年目は750グラム(1グラムはワクチン2万回分)、2年目以降は1,000グラムの輸出を見込む。将来的にはワクチン本体の供給も目指す。

 国光生技のインフルエンザワクチンは、昨年10月からスイスで臨床試験が行われ、今年1月に完了した。現在はスイスと欧州連合(EU)に医薬品認可を申請している。