ニュース 自動車・二輪車 作成日:2011年3月15日_記事番号:T00028775
台湾での自動車生産に欠かせない日本製部品の輸入に、東日本大震災の影響により支障が出ると懸念されているが、これについて裕隆汽車の陳国栄総経理は14日、「日本製部品の調達に問題はなく、生産が中断することはないと保証する」と表明した。トヨタの台湾総代理、和泰汽車も、「完成車や部品は名古屋や関西など被災地以外から輸入しており、台湾での生産・販売に心配はない」と強調した。15日付工商時報が伝えた。
日産、三菱車を生産する裕隆集団は、現在把握している限りでは、短期的にもその後も問題はないと説明。また、自社ブランド「LUXGEN(納智捷)」も日本製のトランスミッションを採用しているが、同部品は愛知県のアイシン精機が生産しているもので、影響はないという。
和泰汽車は、「トヨタが13日から日本の全拠点で3日間操業を停止し、点検を行っているが、当社が輸入する完成車や部品は多くが被災地以外の地域から供給されている」としている。
なお、同日付蘋果日報によるとインターネットの掲示板で「レクサスのハイブリッド(HV)入門車『CT200h』の納車は年末まで待たなければならない」との書き込みも見られたが、和泰汽車は「納車に影響が出るかどうかは、生産ラインや交通事情の回復次第で、現在確認中だ」としている。
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