ニュース 商業・サービス 作成日:2011年3月16日_記事番号:T00028801
交通部観光局は、東日本大地震の影響で、今年台湾を訪れる日本人観光客が前年比20%減少するとの見通しを示した。日本人観光客の消費額が1日1万台湾元で5日間滞在するとすれば、観光産業に100億元(約273億円)の損失が生じることになる。16日付中国時報などが伝えた。
観光局は「現在のところ日本人団体客の大量キャンセルはないものの、減少する可能性は高い」と指摘した。被災地区からの観光客は日本人観光客全体の約10〜20%を占めており、昨年10月の台北松山〜羽田航空路線の就航により、好調だった台湾観光業界への打撃は必至だ。
なお、台湾から日本へのツアーもキャンセルが相次ぎ、台湾旅行業者の損失は30億元に達する見通しだ。
一方、中国人観光客数は増加している。通常、1日当たり延べ2,500人だった訪台客数が、15日は延べ4,530人以上へと急増。地震の影響で日本へ旅行に行けない観光客が台湾へ流れているとみられる。今年は半月早く中国人観光客のハイシーズンを迎えると予測され、震災による観光産業へのダメージをやわらげる効果がありそうだ。
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