ニュース 電子 作成日:2011年3月17日_記事番号:T00028824
発光ダイオード(LED)チップの泰谷光電科技(テクコア)は16日、韓国最大のLEDメーカー、ソウル半導体および傘下のLEDパッケージング業者、ソウルオプトデバイスと合弁で、LEDチップの販売を主要業務とする新会社を設立することを董事会で決定した。新会社の資本金は6,000万台湾元(約1億6,000万円)。出資比率は、テクコアが49%、ソウル半導体とソウルオプトデバイスが計51%、早ければ4月中にも業務を開始する。17日付工商時報などが報じた。
サムスン電子のサプライヤーであるソウル半導体は、有機金属気相エピタキシー(MOCVD)装置の拡充が需要に追いつかず、今年に入りテクコア、広鎵光電(ヒューガ・オプトテック)といった台湾のエピタキシー業者に支援を求めていた。LEDテレビの販売が拡大する中、ソウル半導体は今回のテクコアとの合弁で、エピタキシャルウエハーおよびチップの安定供給を確保したい考えとみられる。
ソウル半導体は、テクコアの2010年売上高の約20%を占める最大顧客だが、今後さらに発注量が増えそうだ。テクコアは今年、MOCVD装置20台の追加を予定しており、生産能力が60%成長する見通しだ。
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