ニュース 石油・化学 作成日:2011年3月18日_記事番号:T00028846
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は17日、系列の南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)と合弁で設置した「台塑合成橡膠工業(寧波)」に対し、3,000万米ドルを出資すると発表した。これにより同グループ初参入となる合成ゴム事業が始動する。台塑合成橡膠は今後、短〜中期的に180億台湾元(約500億円)、長期的には400億元を投資する計画だ。18日付経済日報が伝えた。
台塑合成橡膠が中国・浙江省寧波市に設置する合成ゴム工場は、急成長する中国自動車産業をターゲットに、まずタイヤ原料となるブチルゴム(IIR)を年産5万トンで生産、将来的には10万トンまで拡充する。さらにスチレン・ブタジエンゴム(SBR)やエチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)、ニトリルゴム(NBR)なども手掛ける方針。
同事業は台プラがグループを挙げて垂直統合に取り組むことで、将来的に台橡(TSRC)や南帝化学工業(ナンテックス・インダストリー)のライバルとなるとみられる。
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