ニュース 石油・化学 作成日:2011年3月21日_記事番号:T00028878
台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)は、ポリ塩化ビニル(PVC)価格を、4月から1トン当たり60米ドル引き上げることを決定した。新価格は1トン1,150〜1,160米ドルで、過去31カ月間で最高値となる。19日付経済日報が伝えた。
台塑の値上げは、リビア情勢の緊迫化により原油価格が1バレル当たり100米ドルを超えたこと、および東日本大震災により日本のプラントが操業停止の被害を受けたためだ。
一方プロピレンの相場も、韓国FOB(本船甲板渡し条件)価格で1トン当たり1,550米ドルと、先週1週間で50米ドル(約3.3%)上昇している。これは日本の製油所が本来プロピレンを生産していた重油を、ディーゼル油(軽油)生産に回していることから供給不足となっているためで、今後川下のアクリロニトリル(AN)やポリプロピレン(PP)価格が上昇し、中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)や李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)などの利幅が拡大しそうだ。
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