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モセル、江西賽維から太陽電池の原材料調達


ニュース その他製造 作成日:2007年9月29日_記事番号:T00002888

モセル、江西賽維から太陽電池の原材料調達

 
 半導体ウエハーの受託生産メーカー、台湾茂セキ電子(モセル・バイテリック、セキは石へんに夕)はこのほど、太陽電池部門の増産に向け、中国の多結晶シリコンウエハー大手「江西賽維LDK太陽能高科技」(江蘇省蘇州市)から3年間で1億9,000万米ドル相当の調達を行う契約を結んだ。29日付経済日報が伝えた。

 江西賽維は今年6月に米ニューヨーク株式市場に上場し、調達資金で大幅な増産を進めている。年産能力は今年末に400メガワット、来年には1,000メガワットに拡大する見通しだ。同社は茂?と競合する台湾企業の益通光能とも取引関係がある。

 江西賽維は茂セキからの調達した多結晶シリコンを来年第2四半期に稼働する第2生産ラインに投入する予定で、今回の契約により、来年の原材料需要の80%以上が確保された形だ。

 茂セキは7月から現在生産ライン1本の体制で太陽電池を開始した。年産能力は30メガワット。第2生産ライン稼働後の年産能力は60メガワットに拡大する。現在の月間売上高は2億5,000万台湾元(約8億7,500万円)で、増産後は売り上げ全体に占める太陽電池事業の比率が高まりそうだ。