ニュース 農林水産 作成日:2011年3月21日_記事番号:T00028888
原子力行政を担当する行政院原子能委員会(原能会)は20日、日本産ソラマメの殻部分から微量の放射性物質(ヨウ素131、セシウム137)を検出したと発表した。東京電力福島第1原子力発電所での一連のトラブル以降、台湾で放射性物質が検出されたのは初めて。問題のソラマメは鹿児島県産だが、成田空港経由で輸入されており、輸送過程で放射性物質が付着したとみられる。21日付自由時報が伝えた。
微量の放射性物質が検出された日本産ソラマメ(行政院衛生署提供)
検出された放射能量は、ヨウ素131が1キログラム当たり11ベクレル、セシウム137が同1ベクレルで、ソラマメの実部分からは検出されなかった。
行政院衛生署によると、検出量は台湾の放射能制限基準(ヨウ素131で同300ベクレル、セシウム137で同370ベクレル)を満たしているが、業者は消費者の懸念に配慮し、商品の出荷を見合わせた。11ベクレルは被ばく放射線量を示す単位で0.32マイクロシーベルトに相当し、人体には影響がない数値だという。
衛生署食品薬物局は20日、日本から輸入される生鮮、冷蔵、冷凍状態の野菜、水産物のほか、今月12日以降に日本で加工、包装された食品について、サンプル検査を実施することにした。また、対象産地も日本全国に拡大された。
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