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住宅の供給過剰、台北市は例外=永慶房仲集団


ニュース 建設 作成日:2007年9月29日_記事番号:T00002890

住宅の供給過剰、台北市は例外=永慶房仲集団

 
 不動産仲介大手の永慶房仲集団によると、今年7月末現在で、台湾全土の住宅戸数は747万戸余りで、世帯数(742万6,000戸)を4万4,000戸上回り、供給過剰が拡大していることが分かった。供給過剰分は昨年末の3万9,000戸に比べ12.8%増加した。

 しかし台北市は例外で、住宅戸数が85万7,200戸にとどまり、世帯数(94万3,079世帯)を8万5,879戸下回った。台北市の住宅価格は2003年以降、65%も上昇した。ただ、周辺の台北県では全土各地と同様に供給過剰となっている。

 同社は今年の住宅景気について、米国のサブプライム住宅ローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題や銀行のローン審査厳格化、政策金利の値上げなどにより、投資目的としての不動産購入がやや鈍り、自己居住用の購入が増えているとし、全体として市場は調整期に入っているとの見方を示した。