ニュース 金融 作成日:2011年3月22日_記事番号:T00028903
財政部は金融機関の競争力向上に向け、政府系金融機関の合併再編プランを積極的に検討している。当面は今年董事会の改選を迎える彰化銀行、国票金融控股が再編のターゲットになるとの見方が高まっている。22日付経済日報が伝えた。
これに関連し、行政院金融監督管理委員会(金管会)の陳裕璋主任委員は21日、「金融機関の規模拡大は必要に迫られている。市場メカニズムを尊重する前提の下で再編を進めたい」と述べた。陳主任委員が金融機関の再編意向を明確に表明したのは、今回が初めてとなる。金管会は財政部が推進する政府系金融機関の合併再編に反対しない意向だ。
李述徳財政部長は「合併や提携でいかに経営規模を拡大するかについては、政府系金融機関にそれぞれ計画がある」と述べた上で、具体的な再編対象については、「上場企業も含まれ、株価に影響するため、構想が固まるまでは外部には明らかにできない」とした。
再編対象として取りざたされる彰化銀をめぐっては、台新金融控股と彰化銀の経営統合が事実上頓挫したことを受け、財政部は台新金控が保有する彰化銀株22.5%を政府系金融機関が買い取ることなどを検討しているとされ、今後の動向が注目される。
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