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iPad対抗機種、アンドロイドの欠点に懸念


ニュース 電子 作成日:2011年3月22日_記事番号:T00028910

iPad対抗機種、アンドロイドの欠点に懸念

 アップルの新型タブレット型パソコン「iPad2」に対抗し、ライバル各社が発売する新機種は、搭載するグーグルの基本ソフト(OS)の「アンドロイド3.0」に多くの欠点が残されているため、不安を抱えたままの市場デビューとなりそうだ。

 22日付電子時報によると、モトローラ、華碩電脳(ASUS)、宏碁(エイサー)、宏達国際電子(HTC)、サムスン電子などが相次いでipad2対抗機種の発売に動いている。こうした中、業界関係者は「アンドロイド3.0は操作面やバッテリーの持続時間などまだ多くの要改善点があり、参入業者は見切り発車の状態だ」と指摘した。背景には、グーグルが人材の不足により、「アンドロイド」よりも、一般PC向けの「クロームOS」の開発を優先していることがある。

 見切り発車の危うさを指摘する声がある一方、対抗メーカーは、iPad2の好評判からみて、対抗機種を発売しなければ「不戦敗」につながるとの思いもあり、進退両難の立場に追い込まれている側面がある。

 ASUSは今月25日、台湾で変形タブレットPC「Eee Padトランスフォーマー」を発売するものの、欧米での発売のめどはまだ立っていない。エイサーが4月に発売するアンドロイド対応のタブレットPC「ICONIAタブW500」も苦戦が予想される。