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《東日本大震災》稼働中の原発3基、供給量工業用電力の3分の1=国営会


ニュース 公益 作成日:2011年3月22日_記事番号:T00028918

《東日本大震災》稼働中の原発3基、供給量工業用電力の3分の1=国営会

 経済部国営事業委員会(国営会)の陳昭義副主任委員は21日立法院経済委員会で、原子力発電所の廃止に関する翁金珠立法委員(民進党)の質問に対し、「(現役の原発3基の)稼動を止めた場合、工業用電力の3分の1から4分の1に影響が出る」と答弁し、原発廃止は非現実的との認識を示した。発電所3基の発電機の出力は計514万キロワット(kW)で、稼動を停止すると不足を補うことはできないという。台湾では発電総量の65%が工業用に、35%が民生用に振り向けられている。22日付自由時報が伝えた。

 台湾では福島第1原子力発電所の事故を受けて、原発の見直しに関する議論がにわかに盛り上がっている。翁立法委員は「再生可能エネルギーを利用した発電機の出力は電力全体の約6%、これに天然ガスによる発電を加えると26%となり、原発の廃止は可能だ」と指摘した。林聖忠・経済部次長が「再生エネルギーは補完的役割のエネルギーであり、天然ガス発電はコストが高い」と反論したが、翁立法委員は「福島の事故が起きた今、どちらのコストがより高いのか」と詰問した。