ニュース 政治 作成日:2011年3月23日_記事番号:T00028930
最大野党・民進党の蔡英文主席と蘇貞昌・元主席は23日、来年の総統選挙の同党公認候補を決める予備選挙への立候補届け出を行った。呂秀蓮前副総統が出馬を取りやめたことで、予備選は蔡・蘇両氏の一騎打ちとなる。
蔡主席は来年初めて総統選で投票を行う若い世代の支持層にアピールする戦略だ(23日=中央社)
蔡氏は民進党下野直後の2008年5月に主席に就任。陳水扁前総統の汚職事件で低迷した党勢を立法委員補欠選挙の連勝や5直轄市長選の善戦で立て直した実績がある。清廉なイメージで、下馬評は蘇氏よりも高いと伝えられている。
蘇氏は屏東県長や台北県長、陳政権下で行政院長などを歴任した重鎮。ただ、08年に謝長廷・元主席とペアを組んだ前回総統選、昨年の台北市長選では惨敗を喫している。
昨年の5市直轄市長選で、蘇氏が蔡氏を出し抜く形で台北市長選への立候補を宣言したことから両者の関係は良好ではないとされ、予備選で正面衝突することで後遺症が残る懸念も指摘されている。
同党の総統選公認候補は、党内の選挙活動を経て4月25日から29日まで行われる世論調査で決定し、5月4日に党中央執行委員会で正式発表される。
なお、23日付中国時報の来年の総統選に関するアンケート調査では、蔡氏と蘇氏のどちらが出馬した場合でも、現職の馬英九氏(国民党)に6ポイントのリードを許す結果だった。
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