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遠伝電信、WiMAXに50億元投資へ


ニュース 電子 作成日:2007年9月29日_記事番号:T00002894

遠伝電信、WiMAXに50億元投資へ

 
 携帯電話大手の遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)の楊麟昇総経理は28日、来年中に次世代高速無線通信規格「WiMAX」の普及に向け、少なくとも50億台湾元(約175億円)の設備投資を行う考えを示した。29日付工商時報が伝えた。

 遠伝は南部でのWiMAX事業免許を獲得しているが、全土ネットワークを確保するため、北部で免許を取得した業者とローミングなど戦略提携を行う方針だ。楊総経理は提携相手の社名を明らかにしていないが、ヒューレット・パッカード(HP)台湾法人の何薇玲前董事長が率いる創一電信との提携が有力視されている。

 楊総経理はまた、「WiMAXの免許入札で、他のWiMAX事業者に投資を行わないことが条件となっているため、他社に出資はしない」と明言し、提携は資本関係を伴わないことを明らかにした。

 一方、同社は最近、有線、無線サービスを融合した「大寛頻」と呼ばれるサービスを導入し、これまでに1万件以上のユーザーを獲得している。さらに、今後2週間以内に自動車用のデータ通信サービスの提供を発表する予定だ。業界では、同社が宇達電通、鼎天国際などから車載器を調達するとの観測が強まっている。