ニュース 農林水産 作成日:2011年3月23日_記事番号:T00028949
行政院農業委員会漁業署は22日までに、東京電力福島第1原子力発電所周辺の海水から放射性物質が検出されたことを受け、原発周辺の汚染海域で操業する台湾漁船に漁場を離れるよう要求することを決めた。23日付蘋果日報が伝えた。
蔡日耀・漁業署副署長は「福島付近の海域で操業中の遠洋漁船については、全地球測位システム(GPS)で監視を行っており、汚染海域で操業する漁船があれば、直ちに漁場を離れるよう要求する」と説明した。
漁業署は問題の漁船が台湾に戻った時点で、行政院原子能委員会と共同で放射能検査を行い、基準値を上回る放射性物質が検出された場合には、全量廃棄処分を取る。
漁業関係者は、福島沖はサンマの好漁場で、この海域が放射能で汚染された場合、食卓からサンマが消えると懸念している。台湾は現在、日本に次ぐサンマの漁獲量がある。
福島沖には毎年台湾漁船約80隻が出漁し、10万トン以上のサンマを捕っている。6~11月のサンマ漁シーズンに出漁できない場合、台湾の漁業関係者にも大きな打撃となる見通しだ。
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