ニュース その他製造 作成日:2011年3月23日_記事番号:T00028952
声宝(サンポ)傘下でコンプレッサー最大手、瑞智精密は、第2四半期の売上高が飛躍的に成長する見通しだ。材料となる電磁鋼板の日本からの輸入が東日本大震災の影響で滞る中、同社は大株主である中国鋼鉄(CSC)から優先的に確保でき、大きくシェアを伸ばすことが予想されるためだ。また同社は、中国の新工場で3月下旬の生産開始を予定しており、中台合計のコンプレッサー出荷は1,000万台を突破すると見込まれる。23日付自由時報が伝えた。
電磁鋼板は機電メーカーにとっては必要不可欠な原料で、CSCが生産を開始する以前、台湾の業者はすべて新日本製鐵(新日鉄)製を主とする日本からの輸入に頼っていた。ある業者は、「現在台湾の機電メーカーは在庫に頼って生産を続けている状態」と述べ、「台湾で唯一電磁鋼板を生産するCSCの年産能力は 15万トンと十分ではないため、機電メーカーの需要を満たせない」と指摘した。
瑞智精密は、第2四半期以降からの製品価格3%引き上げを決めており、さらなる値上げの可能性もあるとしている。同社の1〜2月連結売上高は前年比41%増の24億5,600万台湾元(約65億円)だった。
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