ニュース 電子 作成日:2011年3月23日_記事番号:T00028954
携帯電話向けプリント基板(PCB)用重要材料のBT樹脂(BTレジン)で世界シェア50%を占める三菱ガス化学傘下、エレクトロテクノ(福島県西郷村)が地震の影響で生産を停止し、スマートフォン産業の供給に懸念が高まる中、エレクトロテクノは生産再開が4月上旬となり、「第1段階として被災前の4分の1の復旧を目指す」としているほか、代替製品の認証には1〜2カ月かかるため、第2四半期に同材料が供給不足に陥ることは確定的となっている。23日付蘋果日報が報じた。
これについて同社と取引する台湾のPCB大手、景碩科技(キンサス・インターコネクト・テクノロジー)は「まだ1カ月分の在庫があるが、5月には生産に影響が出る」とし、第2四半期の業績がダメージを受けるとの見方を示した。また同社主管は「第2四半期のフリップチップ(FC)基板の供給が大きく乱れることは間違いない。一部出荷は第3四半期に延期せざるを得ない」と語った。
同社は代替材料の認証作業を急いでいる。ただ、日韓台に類似する化学樹脂材料サプライヤーが存在するものの、各社とも配合が異なり、認証には一定の時間がかかるという。
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