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2月の工業生産指数、16カ月連続の2けた上昇【図】


ニュース その他製造 作成日:2011年3月24日_記事番号:T00028961

2月の工業生産指数、16カ月連続の2けた上昇【図】

 経済部統計処が23日発表した2月の工業生産指数は、前年同月比13.28%上昇の110.66ポイントとなった。前年比上昇は18カ月連続、同2けた上昇は16カ月連続。製造業の生産指数も113.95ポイントで前年同月比15.38%上昇した。なお東日本大震災の台湾企業の生産に対する影響について黄吉実・経済部統計長は、「今後の観察が必要」とコメントするにとどまった。24日付工商時報が伝えた。

 2月の製造業の分類別生産指数は、上昇率の高い順に、▽機械設備業、前年同月比30.96%▽電子部品業、同23.28%上昇▽基本金属業、同22.81%上昇──と続いた。

 機械設備は台湾のほかASEAN諸国やインドなど新興市場で生産設備に対する需要が高まったこと、電子部品業はスマートフォンやタブレット型パソコンの人気による半導体、パネル製品の需要増、基本金属業は鉄鋼原料の国際相場高止まりが続き、今後鉄鋼製品の値上がりが予想されることで、自動車や機械、建設業者などからの受注が増えた。

 一方、建設業の生産指数は前年同月比58.96%の大幅下落となった。これについて黄統計長は「ぜいたく税導入見込みに対する反応の可能性もある」と指摘した。