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馬英九政権、中国に原子力安全協力呼び掛けへ


ニュース 公益 作成日:2011年3月24日_記事番号:T00028964

馬英九政権、中国に原子力安全協力呼び掛けへ

 馬英九総統は23日、国民党中央常務委員会で、中国が原発の大量建設を推進していることに触れ、中国側に原子力の安全面での協力拡大を呼び掛ける方針を固めた。現時点では台湾側の一方的提案であり、政府高官は「対岸(中国)が誠意を示してくれることを望んでいる」と述べた。24日付聯合報が伝えた。

 馬政権は中国側に対し、原発に関する情報伝達体制の構築などを優先的に呼び掛けることにしており、今後の中台間の接触で議題として取り上げられるか注目される。

 馬総統はまた、日本の東京電力福島第1原子力発電所で起きた一連の事故を踏まえ、原発の津波対策の徹底を指示した。

 福島第1原発の事故を受け、台湾では中国沿岸部で原発で事故が起きた際の影響への懸念が指摘されている。

 中国には現在運転中の原発が11基あり、さらに各地で増設計画が進められている。このうち、台湾に近い福建省には寧徳、福清に原発があり、福清原発は台湾の新竹からわずか130キロの距離にある。