ニュース 石油・化学 作成日:2011年3月24日_記事番号:T00028974
24日付経済日報が石化業界関係者の話として伝えたところによると、ポリ塩化ビニル(PVC)原料の塩化ビニルモノマー(VCM)大手、台湾氯乙烯工業(TVCM)は3月末に2週間を予定していた年次保守作業を4月中旬に延期するようだ。東日本大震災で日本のPVC生産能力が落ちていることから、TVCMの親会社でPVC大手の華夏海湾塑膠(チャイナ・ゼネラル・プラスチック、CGPC)や、大洋塑膠工業(オーシャン・プラスチックス、OPC)が生産を強化しているためだ。TVCMは年次保守作業までの期間、年産能力32万トンの工場をフル稼働とし、在庫を積み増す構えだ。
インドやトルコの公共工事に伴う需要で上昇傾向だったアジアのPVC相場は、東日本大震災後、大幅に上昇している。現在のオファー価格は1トン当たり1,180米ドルで、近く過去最高の1,200米ドルに達する見通しだ。うち、企業の粗利益は同100ドル近いとみられる。
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