ニュース 電子 作成日:2011年3月24日_記事番号:T00028981
鴻海科技集団(フォックスコン)は、中国での生産体制を見直し、デスクトップパソコンとマイクロソフト社の家庭用ゲーム機の生産を湖北省武漢市に集約する方針だ。これに関連し、ドイツ証券の科学技術産業アナリスト、高光正氏は、武漢への生産移転で人件費を20~25%削減することが可能との試算を示した。24日付工商時報が伝えた。
鴻海は、既に武漢で生産しているヒューレット・パッカード(HP)向けに加え、デル、宏碁(エイサー)、聯想(レノボ)向けのデスクトップPCも今年下半期よりすべて武漢での生産に切り替える方針だ。また、マイクロソフトは家庭用ゲーム機「Xbox」の生産ラインを武漢に移転することに同意したもようだ。
高氏の試算によると、武漢地区の労働者の平均賃金(残業手当を含む)は2,000~3,000人民元(約2万5,000〜3万7,000円)で、現在鴻海が主要生産拠点としている広東省深圳市の2,700~3,600元に比べると大幅に安いという。
鴻海は武漢地区で今年第1四半期に既に2万人を雇用している。同地区での従業員数は今年下半期に2万5,000~3万人、2012年には3万~5万人に達する見通しだ。
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