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第4原発計画「総統当選なら中止」=蔡英文氏【図】


ニュース 公益 作成日:2011年3月25日_記事番号:T00028996

第4原発計画「総統当選なら中止」=蔡英文氏【図】

 2012年総統選挙に向けた野党・民進党の公認候補を決める党内予備選挙に立候補している蔡英文同党主席は24日、25年までに台湾の脱原発化の実現を目指す「2025非核家園計画」を発表した。これに関連して蔡主席は「もし総統に当選すれば、(現在建設中の)第4原子力発電所(新北市貢寮区)を商業運転させないことを目指す」と語った。25日付聯合報が報じた。


24日新竹県を訪れた蔡英文・民進党主席(左)は「政権交代によって皆さんと台湾を変えたい」と抱負を語った(24日=中央社)

 第4原発の開発については、2000年に民進党が政権を取った際にも中止が宣言されたが、法的手続きに問題があったとの裁判所の判断が下され、その後建設が再開されている。

 蔡主席は「原子力エネルギーの問題は政治的なテーマではなく、合理的な評価と完全な分析が必要」とした上で、計画を中止した場合の契約上の損失や原発がなくても電力供給に問題がないということを含めて検討し、行政が社会を説得しなければならないと説明した。

 また第4原発のほか、蔡主席は国光石化科技(KPTC)が彰化県大城郷に計画している大型石油化学プラント(通称・八軽)についても、「必ずしも台湾に設置する必要はない」として計画を中止すべきとの姿勢を示した。