ニュース 金融 作成日:2011年3月25日_記事番号:T00028998
米保険大手AIGグループによる南山人寿保険の売却先として決まった潤成投資控股について、行政院金融監督管理委員会(金管会)は24日、6項目の追加要求事項の確約書類の提出を求めた。25日付工商時報が伝えた。
金管会の要求事項には、▽現金300億台湾元(約820億円)またはそれに相当する資産を保管口座に入金する▽負債比率が48%を上回ってはならない▽取得した南山人寿の株式を100%信託に付す──などが含まれている。
金管会の呉当傑副主任委員は「1カ月以内に追加書類を提出できなければ、申請が認められないことを意味する」と説明した。
消息筋によると、潤成側はこれまでに金管会に対し、▽内勤社員の2年間継続雇用と福利厚生の維持▽外交員の制度を2年間は変更しない▽負債比率を48%まで引き下げ、2017年にはゼロにする▽南山人寿を通じ、潤成株主が発行する株式や有価証券に投資しない▽南山人寿と潤成投資の株式70%を10年間の信託に付す▽認可後3カ月以内に南山人寿の100億元の増資を行う──などの点を保証した。しかし、金管会はそれでも不十分と判断し、追加書類の提出を求めた格好だ。
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