北部をサービスエリアとする高速無線通信規格WiMAX（ワイマックス）事業者、全球一動（グローバル・モバイル）の何薇玲董事長はこのほど、「現在欠けているのは（電話機能と無線ＬＡＮ機能を備えた）デュアルモード携帯端末への対応と関連応用サービスだけだ」と語り、今年下半期には台湾の携帯電話受託メーカーと協力してデュアル・スマートフォンを正式に発売したいとの考えを示した。25日付電子時報が報じた。
全球一動は、台湾で唯一通話サービスを提供しているWiMAX事業者で現在のユーザー数は２万件。今年は10万〜16万件、来年は25万件、10年以内に130万件への増加を目指しており、デュアル・スマートフォンの発売のほか、下半期以降、提携する壱伝媒集団（ネクスト・メディア）傘下のオンデマンド放送、壱電視（ネクストＴＶ）のユーザーを同社のユーザーとして取り込むことを期待している。
