ニュース 電子 作成日:2011年3月25日_記事番号:T00029015
中堅パソコンメーカー、微星科技(MSI)は24日、インテルの新CPU(中央演算処理装置)「サンディ・ブリッジ」を搭載したノートPCの新機種3種類を発表した。このうち15.6インチディスプレイ搭載で中価格帯の「CX640」は、和碩聯合科技(ペガトロン)が生産を請け負った。MSIが他社に生産を委託したのは初のケースだ。25日付電子時報などが報じた。
業界関係者によると、MSIはノートPCと低価格ノートPC(ネットブック)の昨年出荷実績が280万台で大手メーカーから大きく引き離されている上、ブランド事業と受託生産事業を同時に手掛けていることから、調達面などでコストがかさみ収益力が低下している。このため、外部委託比率の引き上げは避けられない選択とみられる。
MSIによる今回の生産委託規模は、少量にとどまっている。ただ、オールインワン(モニター一体型)PCの一部もペガトロンに委託するほか、タブレットPCも販売が好調であれば委託の可能性を視野に入れている。
MSIはまた、外部委託に伴い、研究開発(R&D)部門と営業部門の人員削減を行うと観測されている。業界関係者は、方向性としては間違ってはいないが、優秀な人材を残しつつスリム化を図ることは同社にとって最大の課題になると指摘した。
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