ニュース 電子 作成日:2011年3月28日_記事番号:T00029038
光ディスク大手、中環(CMCマグネティクス)と錸徳科技(ライテック)は、光ディスク基板材料のポリカーボネート(PC)価格の高騰を受け、値上げを検討中だ。CMCはDVD価格の3月1割引き上げに続き、4~5月の5~10%引き上げを計画。ライテックは顧客と価格調整中で、値上げ時期や上げ幅を見極めている。26日付工商時報が伝えた。
業界関係者によると、ポリカーボネートメーカーが自動車部品向け需要急増を受け、光ディスク向けの生産ラインの一部を非光学製品向けに充てている。このため、光ディスク基板材料用ポリカーボネートの供給がひっ迫し、現在の価格は昨年第3四半期のピークと同水準に近付いている。
台湾光ディスク業界は需要低迷や原材料価格高騰など苦しい条件が重なり、撤退が相次いでいる。新利虹(リードデータ)も生産停止を決め、今後は輸入製品の販売で光ディスク事業を継続する。
なお、東日本大震災で福島県の光ディスク生産拠点が被災した太陽誘電が、ハイエンドのDVD−Rやブルーレイディスク(BD)のシェア維持のため、台湾メーカーに一部生産を委託するとの観測も出ている。
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