ニュース 電子 作成日:2011年3月28日_記事番号:T00029045
台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は25日、日本のIDM(垂直統合型の半導体メーカー)が生産ラインに東日本大震災の影響を受け、TSMCに一部発注先をシフトしていることを認めた上で、「TSMCの製品はオーダーメード製品であり、対応には時間がかかる。日本の震災はTSMCにプラスの影響を与えるが、そのペースは緩やかで小規模なものにとどまる」との認識を示した。26日付工商時報が伝えた。
張董事長はまた、業界内で部品の在庫を確保せず、必要な時に部品を購入する「ジャスト・イン・タイム生産方式」の企業が増えた結果、震災による部品供給ストップで生産ができない状況に陥るケースが出ているとし、ハイテク産業全体へのマイナス面の影響をむしろ注視していると説明した。
ただ、TSMCへの影響については、「1〜2カ月分の在庫があり、第二の調達先も確保しているため、全体として影響は対処可能な範囲内だ」とした。
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