ニュース 電子 作成日:2011年3月28日_記事番号:T00029048
日本の半導体大手、ルネサスエレクトロニクスの赤尾泰社長はメディアの取材に対し、東日本大震災で稼働を停止した那珂工場(12インチウエハー、茨城県ひたちなか市)について、再稼働は7月になるとの見通しを示した上で、NTTドコモ向けの携帯電話用チップの生産を台湾積体電路製造(TSMC)に委託したことを明らかにした。証券会社は、TSMCはこれにより1億2,000万〜1億5,000万米ドルの増収が期待できるとしている。28日付工商時報が報じた。
ルネサス那珂工場の生産能力は同社全体の15%を占めるとされ、3〜5月に納期を迎える受注分が約7割しか間に合わない状況となっている。このため同社は四国や九州の自社工場のほか、米グローバルファウンドリーズやTSMCといった海外のファウンドリーへの委託拡大を決定したという。
またルネサスは、アップルの「iPhone4」「iPad2」向けにLCDドライバICを生産しているが、これを力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)が受託生産し、頎邦科技(チップボンド・テクノロジー)が封止・検査を受注する可能性が高いという。
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