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大衆電信と中国移動、TD−LTEで提携


ニュース 電子 作成日:2011年3月29日_記事番号:T00029069

大衆電信と中国移動、TD−LTEで提携

 通信キャリアの大衆電信(FITEL)は28日、中国の携帯電話キャリア大手、中国移動通信(チャイナ・モバイル)などと提携し、中国独自の第4世代(4G)通信規格「TD−LTE」のフィールド試験環境を桃園国際空港周辺の桃園航空城で構築すると発表した。29日付経済日報などが報じた。


TD−LTE参入は、会社更生手続き中の大衆電信が中国資本の出資を狙ったものとの市場観測もある。これに関し張敏玉董事長(左2)はコメントを控えた(28日=中央社)

 計画によると、7月1日〜2012年6月末にフィールド試験を実施するため、大衆電信が桃園航空城でTD−LTEの基地局を5〜10基設置する。中国移動は技術支援を行い、ノートパソコン受託生産大手の広達電脳(クアンタ・コンピュータ)が関連通信設備や装置の開発を担う。中国移動は既に、▽ノキアシーメンスネットワークス▽モトローラ▽アルカテル・ルーセント▽中興通訊(ZTE)──に計画への参加を呼び掛けている。

 PHSキャリアの大衆電信は4G事業免許を取得し、高速無線通信技術WiMAX(ワイマックス)サービスを展開しているが、TD−LTEに乗り換える可能性が出てきた。