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アヒル肉からまたも肉質改善剤検出


ニュース 農林水産 作成日:2007年10月1日_記事番号:T00002907

アヒル肉からまたも肉質改善剤検出

 
 行政院衛生署は9月29日、各地で8月末に実施したアヒル肉に対するサンプル検査で、24検体のうち2検体から食肉への使用が禁止されている肉質改善剤が検出されたことを明らかにした。

 このうち、台北市の食肉店で8月31日に販売されていたアヒル肉からは、サルブタモールと呼ばれる肉質改善剤が17.6ppb(10億分の1を示す単位)検出された。出荷元の永裕アヒル飼育場(桃園県新屋郷)は、8月初めにも市中に出荷したアヒル肉からサルブタモールが検出されたとして、農政当局からアヒルの移動禁止措置の適用を受けていた。

 衛生署食品衛生処では、移動禁止措置が取られていたにもかかわらず、市中に問題のアヒル肉が出荷された経緯について調べる方針。

 これについて同飼育場の責任者は、「アヒルは嘉義、雲林の中間業者から仕入れているもので、20日間飼育した後で出荷している。禁止薬物については何も知らないし、飼料に混入していることもあり得ない」と話している。

 もう1件は、8月29日に彰化県の興農超市溪湖店で販売されていたアヒル肉からラクトパミンと呼ばれる肉質改善剤が29.4ppb検出された。出荷元は侯文隆アヒル飼育場(嘉義県朴子市)だった。