ニュース 電子 作成日:2011年3月29日_記事番号:T00029074
東日本大震災による工場の操業中断で、台湾の電子業界では部品の供給不足に対する懸念が高まっており、台湾メーカーは、米アップルのタブレット型パソコン新機種「iPad2」に対抗する機種を4月中に続々発表するものの、低価格を掲げた「価格戦争」は当面見送る方針を固めたもようだ。29日付電子時報が伝えた。
業界では、iPad2の強力なブランド力に対抗するためには、低価格で消費者に訴えるしかないという共通認識が存在する。しかし、東日本大震災の発生で、部品の供給が滞り、低価格での大量販売戦略を取りにくい状況に陥ったのは計算外だった。
事実、最近発表されたモトローラの「Xoom」、華碩電脳(ASUS)の「Eee Pad トランスフォーマー」などは、iPad2に対抗し得る価格設定となっておらず、出荷台数は少数にとどまっている。
業界関係者は「価格面での戦略を取らないのは、今後の出荷台数が不足する事態を心配している側面がある」とし、各社が値下げ攻勢をかけるのは、部品の供給不足が解消する6月以降になるとの見方を示した。
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