ニュース 電子 作成日:2011年3月29日_記事番号:T00029076
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)はこのほど、中国・上海市松江区の8インチウエハー工場の第2期拡張工事計画を上海市当局に提出した。今後、月産能力を11万枚に増強し、中国最大の8インチ工場となる。なお、同工場は第1四半期に月産能力を5万枚に引き上げたばかりだ。29日付工商時報が伝えた。
第2期拡張工事の決定は、松江工場の0.13マイクロメートル製造プロセスへの移行が昨年9月に経済部投資審議委員会(投審会)に認可されたことを受けてのもの。0.13マイクロプロセス導入で、中芯国際集成電路製造(SMIC)、上海宏力半導体(GSMC)、和艦科技など中国ファウンドリーとコスト競争力面で差を縮めることが期待できる。生産能力増強を早急に実現するため、IDM(垂直統合型の半導体メーカー)大手からの中古設備購入や、台湾の自社設備の移転も検討している。
IDM大手は欧米の6インチ・8インチ工場閉鎖を経て、今年に入りファウンドリーへの発注を拡大している。テキサス・インスツルメンツ(TI)、フリースケール・セミコンダクタ、アトメルなどはTSMC松江工場の製造プロセスの認証を進めているようだ。
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