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虱目魚81万キロ、中国に供給へ


ニュース 農林水産 作成日:2011年3月30日_記事番号:T00029086

虱目魚81万キロ、中国に供給へ

 魚介類の加工・販売などを手掛ける学甲食品(台南市学甲区)は29日、台南市の養殖農家60世帯と、中国市場向けに虱目魚(サバヒー)を調達する契約を締結した。学甲食品は1台斤(約600グラム)当たり45元、1世帯当たり3万台斤の購入を保証。年内に100世帯との契約を目標としており、今年の購入量は81万キログラムに上る見込み。今回の契約は、中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の鄭立中副会長が昨年、同市を訪れた際、「養殖業者の安定収入を保証するため、両岸(中台)で虱目魚購入契約を結ぶ」と表明したことを実行に移したものだ。30日付聯合報が伝えた。

 学甲食品の王文宗董事長によると、調達した虱目魚は加工または冷凍ののち中国へ輸出、同社が持つ四川省や上海、遼寧省の流通網を通じ販売される。調達する虱目魚には泥臭さがなく、薬物が残留していないことが条件となっている。

 ある養殖業者は、「虱目魚は1台斤当たり60元に上ることもあるが、漁獲量が多いと暴落することもあるため、今回価格と出荷量が保証されたことで、安心して仕事に専念できる」と語った。