台中の百貨店業界では広三崇光百貨（広三そごう）がきょう（30日）、中友百貨もあす（31日）から、北部、南部の百貨店に先駆けて５月８日の母の日に向けたセールをスタートさせる。台中では10月に遠東百貨（ファーイースタン・デパートメントストアズ）の「大遠百購物中心」がオープンを予定しており、今年の業績を先に確保しておきたい広三そごうと中友百貨は、母の日セールに１億台湾元（約２億7,000万円）以上の予算を計上する力の入れようだ。30日付経済日報が伝えた。
広三そごうの孫士春店長は、「大遠百購物中心の進出で顧客を奪われることは避けられない」と明言。2011年通年の売上高目標を70億元とする同店は、５月９日まで実施される母の日セール期間の目標売上高を13億4,000万元とする。このほか５億元をかけた大改装や高級ブランド店の誘致で顧客の引き止めを図る。
今年通年の売上高目標を83億5,000万元とする中友百貨の母の日セールも５月９日まで。セール期間中の売上高目標は14億4,000万元。
