永信薬品工業傘下の原薬メーカー、永日化学工業は29日、米バイオリソース･インターナショナル（ＢＲＩ）と中国での合弁企業設立に関する契約を締結した。タンパク質吸収を良くする動物の飼料用添加剤と、原薬の賦形剤を来年から生産、2014年の黒字計上を目指す。30日付工商時報が伝えた。
合弁企業の仮称は湖北永瑞生物科技。投資額800万米ドルの出資比率は、永日化学とＢＲＩが各40％、永信薬品が20％となる。
永日化学は主に消炎剤や鎮痛解熱剤、賦形剤などを手掛ける。賦形剤のうち崩壊剤として使われるデンプングリコール酸ナトリウムでは世界２位となっている。
