三井物産は28日、液晶モニター受託生産分野の世界最大手で中国に拠点を置く台湾系、冠捷科技（ＴＰＶテクノロジー）の株式5.14％を約70億円で追加取得したと発表した。同社は昨年４月、ＴＰＶに15.05％出資し第２位株主となっていた。今回の追加出資で持ち株比率は20.18％（累積投資額約290億円）に拡大し、この結果ＴＰＶは三井物産の持ち分法適用会社となった。
今回の追加出資について三井物産は、「ＴＰＶおよび関連グループとの関係強化を通じ、今後も成長が期待されるディスプレイ関連市場における事業拡大を目指す」としている。
